むくみは、細胞同士の間に大量の水分が入り込んだ状態を意味します。
むくみが生じるとその部分が膨れ上がり、表皮が引っ張られる特徴があります。
細胞の間に入り込む水分の多くは、血液に含まれているものです。
長時間立ち続けていると足にむくみの症状が出ることがありますが、これは同じ姿勢を続けることが原因です。
血液の流れが悪くなり、重力の作用で体内の水分が足に溜まってしまうためです。
また、サイズが小さい衣類を着用して体を圧迫することでも同様の症状が出ます。
血液の流れを妨げるとその部分に水分が多く溜まる状態になり、それがむくみの症状に繋がります。
むくみは姿勢を変えたり適度な運動をすることで自然に軽減できます。
しかし、加齢や病気などの理由で慢性的にむくんでしまうことも珍しくありません。
むくみを防ぐには、血液の流れを妨げないように普段から気を配るのがもっとも効果的な対処法です。
衣類や靴など身に着ける物は自分の体に丁度良いサイズを選び、圧迫させないように注意します。
また、水の飲みすぎも良くありませんが、逆に水分を一切摂取しないのも逆効果です。
身体の中の水分量が極端に不足することで、血液が濃くなってしまい、結果血管の膨張に繋がります。
こうなると、体の水分調整に問題が生じるのでむくみの症状は避けられません。
むくみは他の病気の症状として出ることも多いので、注意が必要です。
回数が多い、めまいがあるなどの症状がある場合は速やかに医療機関で検査を受け、適切な治療を受けましょう。